らいおんはーと

ついさっき恩田陸の『黒と茶の幻想』を読み終わりました。
『麦の海に沈む果実』が大好きなので、リンクした物語を読み漁っていたんですが、うーん知的。
学生時代の同級生が、Ｙ島というところにある伝説の桜を探す同窓旅行…みたいな話なのだけども、彼ら４人の過去とかが絡んできておもしろいのです。
その間にされるどうでもいい馬鹿話（と称されているものの私からするとだいぶ知的レベルが高い馬鹿話）が楽しそうで、こういう会話の中にこそ素敵なひらめきがあるのに馬鹿話だなんてもったいないなぁ、年くってからこんな話ができる気の置けない仲間とか、いたら楽しいだろうなぁ…ていうか、こんな男（彰彦）は実在するのかなぁ…と空想。

小説を読んでいると往々にして、主観が描かれている人物の認識がぜんぶ正しい、みたいなかんじがするじゃーないですか。
たとえばこう…「Ａ子は普段はこういう顔をして人と付き合っているけど実際はこのような弱い一面を持った女であると私は知っている」とか書かれると、Ａ子が実際弱いかはさておいて語ってるやつの言ってることが絶対に見える。
いつも読みながら「物語中に出てくるやつらは人間の裏表ばっかよく見てやがるなぁ。お前そんなに賢いのかよ。ペッ」と思います。ペッ。

この物語を読みながら、読者が感情移入したいキャラクターは大抵、蒔生なんじゃないかと思う。どうだろう。ある種の憧れも込めての投影。破滅願望や自己愛の幻想って誰しも持っているものだよね…！

あ、おたくな話じゃない！！！ていうか何この話！？
まぁいいや。


風梨さんから誕生日バトン頂いてました。
放置プレイしていたのでこたえます。

１：あなたの誕生日はいつですか？
８月５日

２：自分の誕生日、その日で良かったと思う日はある？
おとめ座になりたかったしサマーヴァケーションの最中で忘れられるし、損もしないけど得もしないかんじ。

３：理想の誕生日プレゼントは？　
その時ほしいものをジャストでくれたらいいのにネ…。
ちなみに今はＤＳです。脳トレとともに下さい。

４：現実は？
どうやら私はサトラレではなかったようで、そう上手くもいきません。

５：今まで貰った誕生日プレゼントで思い出に残ってるモノはありますか？
…浪川さんの出てるゲームもらったときは
「あ、こういうのって、人からもらえたりするものなんだ…！」
目からウロコが落ちる思いでありました。

６：逆に、貴方が今までにあげた誕生日プレゼントで思い入れのあるものはありますか？
んー…
何をあげたかを忘れます。エヘ。

７：人の誕生日は覚えている方？
あんまり。
仲のいい人のは覚えていますが、気付けば日付が過ぎてたりする薄情者です。

８：いつか誕生日プレゼントに恋人から歳の数だけの薔薇は欲しいですか？
ネタとしてなら。
真面目にやられたら自分がどう反応するのかは想像できません。

９：自分の誕生日の月の数だけ回して下さい
落とします。
もってけドロボウ！