らいおんはーと

デスノート後編見てきました！！
むっちゃくちゃおもしろかった。
原作のエピソードを大事にしつつ、組み合わせることでオリジナル。原作ファンにこそ見ていただきたいです。
原作に登場した設定を使っての驚きのラスト。あのルールは覚えていたけどこんな使われ方をされるとは…。

もうねー、
Ｌがミラクルかわいいの。
前編よりもギャグ要素の強いキャラクターになったような…。笑
お菓子の食べ方のバリエーションが増える増える…なにこの映画オリジナルのＬ！
私が一番好きだったのは、いじけて角砂糖ほっぺにつめてるとこでした。お砂糖ハムスター！キャー！（興奮）
もう松山ケンイチ天才かと！かわいすぎる。
ＤＶＤが出るときには特典映像で竜崎のお菓子シーンだけ編集したとことか付けて欲しいくらいです。お菓子かわいいー！

映画では、Ｌと、どんぐり眼の月が好きなんです。原作と正反対。笑

原作では第二部に入ったあたりからデスノートのルールが膨大になり、ファンの中でもルールを把握できた人間がいたとはどうも思えないんですね。その辺がずるいし、もったいない。
映画はストーリーに関わるルールだけでを示して、その中で最大限の演出ができたのでは。うむむ。
あと、これは私の感覚で好みの問題だと思うんですけど、原作はキャラクターの人間味を排除しすぎたと思うんです。
月が正義に固執する理由とかバックボーンを描くことを避けるのはいい。安っぽくなるからね。
でも、Ｌが「月くんは初めての友達ですから」って言った時にファンがどよめいたのは、腐女子の妄想もあったけど（笑）、Ｌが本当にどこかでそう思っていたら…？月の驚いた目が本物だったら…？と考えたら、とても切ないからじゃーないのか？
殺伐とした殺人ゲームの中に人間味というか温かみみたいなのを盛り込むことで、どちらも活きる。
Ｌの「私は親というものを知りませんが…」とか、微笑みとか。ワタリの写真とか。グッときた…。
藤原竜也の夜神月は、本当は悲しんで苦しんでいるんじゃないのか？と想像させる目をしていて、想像力が掻き立てられました。
クライマックスでの笑い声。苦しみのたうちまわる月。最後まで「正義」に拘り家族の名さえ呼ばなかった。あれを見た瞬間鳥肌が立った。
藤原竜也の夜神月でそれが見たかったんだ！

夜神月がただの少年として父に家族にミサに愛されながら死んでいったことがとても嬉しいです。
Ｌにもならず、全世界を敵に回すこともなく、日本の片隅であまりにも小さく死んでいった。
前編の美術館で流れた曲の『僕は孤独で嘘吐き、いつも夢ばかり見てる』の歌詞はやはり後編の結末を暗に示していたのだろうな、と思います。
正義感の強い少年が、自分の理想のために妄信的にすべてを捨てて間違いを犯す、という…そういう無情感が、私の中のデスノートの萌えポイントだった。（さいごに萌えとかいいやがったこの女）

わたくしエンディングの歌詞で泣きました。
よくぞこの曲をエンディングに流してくれた。そして英語がからっきしの人間のために訳を載せてくれた。
ありがとう。まさに夜神月です。